ゴロを打てというチームは少年野球では勝てない

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息子の試合を見ていて『これは良いなぁ』と思うことが幾つかあります。他のチームや本に書かれていることと少し違うのです。管理人が気付いたことをまとめてみました。

1:ゴロを打つな、思い切り振れ

攻撃時ランナー無しの場合、監督、コーチからの指示は基本的に『思い切り振れ』『中途半端なスイングをするな』『すくい上げて良いからライナーかフライを打て』というものです。時々『ホームランを打て』というサインまで出ます。決して転がせ、当てろとは言いません。
ネットや本では、『打ち上げてはいけない』『転がす意識が大切』などと言われますが、これ間違っていると思うんですよね。野球でヒットになる確率が高いのは、ライナー>外野に飛んだ大きなフライ>ゴロ>内野フライだと思うのです。攻撃中は『ゴロを打て』と言い、守備中は『ゴロを打たせろ』という監督やコーチがいたりしますが、彼らは自分の矛盾に気がついていないのでしょうか?

2:バントをしない

基本的にバントはありません。小学生にとってはバントはとても難しいものですし、1試合で9アウト(3回コールドがありえる)から21アウトしかない少年野球では、1アウトの価値はものすごく高いのです。ランナーを1つ進めるためだけに1アウトを献上するのはとても良い作戦とはいえないからです。敵チームがバントをしてきたら『ありがたい』『あれは助かった』と捉えているのです。

3:良い当たりのアウトを大いに褒める

バットの芯に当たったライナー性の当たり、大きな外野フライなどの時にはアウトでも『ナイスバッティング!』『良い打球だった。あれを続けよう。』と褒められます。

4:フルスイングの三振を褒める

ランナーがいない場合、基本的に三振はOKです。当てに行ってピッチャーゴロでも三振でもアウトはアウトで同じ。それならば、フルスイングして長打の可能性があった三振の方が良い内容という評価なのです。

5:ただし、無死三塁/一死三塁の場合は、ゴロを打たないと殺す

ゴロを打って良いのは、無死三塁 or 一死三塁の場合です。この場合、フライアウトになろうものなら、殺し屋のような視線からありったけの罵詈雑言を浴びます。『あの場面でゴロを打って1点とれなかったから負けた』と戦犯扱いまであります。前進守備の後ろにヒットを打っても『打球をあげるな!転がせ』と怒られます。

結果で怒らない、アウトでも良い当たりであれば褒めるというのは、とても大事なことだと思います。

息子さんチームが『転がせ』『ゴロを打て』『おお振りするな』『三振はダメ』『結果が良ければ褒める、アウトなら怒られる』『ランナーをバントで進める』というチームなら、チームの方針を変えるかチームを変えた方が良いかもしれません。今のままでは、なかなか勝てないでしょう。

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