少年野球を観るようになって知った7つのこと

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分断化された現代において、『知らない世界』というものが数多くあります。マイナーな趣味の集まりは、興味の無い人にとっては典型的な『認知されない、知らない世界』です。僕にとってその一つが『少年野球』でした。息子がチームに入るまで、こんな世界があることを知りませんでした。少年野球を観るようになって初めて知ったことを羅列してみます。

1:関わる大人多過ぎ

少年野球大会といえど運営は大人がしています。大会に行くと大会運営本部の方々、審判(基本的に球審は大会運営本部の審判の方が行います。)、両チームの監督、コーチに加えて両チームの選手の両親、祖父母がいたりして子供<<大人なことは割と普通です。自分の子供でもない子供のためにボランタリーで大会運営をされている方々にはいつも感謝と尊敬です。 膨大な人数の大人達が関わる少年野球の世界を知ると『日本の野球』が強い理由の一つが分かります。これに加えて硬式の野球(リトルリーグ、シニア)、中学、高校野球、大学、社会人などがあるのですから強いはずです。

2:歴史長過ぎ

チームにコーチとして参加している某さん『あの大会は僕も出たことがある』 !!!
30年以上続く大会なんてざらにあります。親子2代で出場なんて当たりまえで、おそらく親子三代で出場も普通にあるでしょう。

3:大会いっぱいあり過ぎ

市町村単位の少年野球協会があり市外からも参加チームを集め32チームや64チームでのトーナメント大会が開催されています。勝ち進むと週末に3試合とかもあります。

4:レベルが違い過ぎる試合はつまらない

ボール、ボール、ボール、ボール、でランナー1塁。ボール(パスボール)、ボール(パスボール)、ボール(ワイルドピッチ)で1点。こちらはほとんど何もせずバッターはただ立っているだけで点が入ることはざらにあります。ゴロアウトをほとんど取れないチームもいっぱいあります。ゴロを弾く、せっかくゴロを取れても悪送球、良い送球でもファーストが弾く。といった具合です。また、アウトを全て三振とピッチャーフライとピッチャーゴロでとってしまい、ピッチャー、キャッチャーとファーストしかボールに触らなかったという試合もありました。
自分の子供が出ている試合でも、そういう試合はつまらないです。

5:少年野球に平凡な外野フライは存在しない

3年生、4年生のチーム、大会の1回戦2回戦あたりでは、平凡な外野フライというのは存在しません。外野手がフライを捕れればそれは全て『ファインプレー』『よく捕った!』なのです。内野フライでも野手と野手の間のフライは結構な確率でワンバウンドしてしまいます。

6:ホームランは全力疾走

フェンスがあるような会場ではなかなか試合しません。河川敷のグラウンドなどが多いので、高くあがるフライのような打球よりライナーで遠くまで転がっていくような打球がホームランになります。フェンスが無いのでホームランは全てランニングホームラン。全力疾走しなければなりません。

7:監督&コーチ怒り過ぎ

少年野球それも3、4年生の試合ですから、試合は互いにミスばかりになります。その度に両チームの監督、コーチが怒りまくりです。声が良く聞こえたりすると気分が悪くなるくらい酷い罵声が飛び交います。さすがに相手チームを貶めたりは聞いたことはありませんが、観戦していて楽しくないので本当にやめていただきたいです。
『大人が怒っても、子供はうまくならない』のですから。

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